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むし歯の予防と治療

痛みを軽減させたむし歯の治療法

福岡市中央区天神の歯医者「西鉄グランドホテル前オレンジ歯科」では、患者さまに寄り添い、より多く歯を残せるように一人ひとりに合わせたむし歯治療をご提供しています。

むし歯は感染症であり、自然に治ることはありません。放置すれば歯の内部まで汚染され、最終的に抜歯しなければならなくなります。また、重度に進行したむし歯は治療期間や費用が多くかかり、患者さまにも負担がかかってしまいます。

当院では、患者さまへの負担を減らしながら将来の健康を守るため、無痛治療やメタルフリーの治療を行っています。予防歯科にも力を入れていますので、むし歯の治療・予防ならお任せください。

むし歯について

むし歯について

むし歯は細菌感染症であり、そのメカニズムは解明されています。むし歯を効果的に予防するためにも、むし歯のメカニズムについて知っておきましょう。

むし歯のステップ1
ステップ1

歯のエナメル質の表面は、「ペリクル」という唾液がつくり出す物質で薄く覆われています。ペリクルはむし歯菌から歯を守る作用があるものです。お口の中に潜むむし歯菌は、そのペリクルに付着した糖分を分解して「デキストラン」という粘性のある物質をつくります。

むし歯のステップ2
ステップ2

デキストランはネバネバしていて水に溶けにくい物質です。プラークの主成分であり、歯にべっとりとこびりついてしまいます。適切にブラッシングして落とさないとプラークが蓄積していき、「バイオフィルム」という膜が形成されていきます。

むし歯のステップ3
ステップ3

バイオフィルムは不溶性で、唾液が入り込めません。そのため、歯の再石灰化が阻害されてしまいます。さらに、むし歯菌が乳酸を生み出し、歯の表面の脱灰が進みます。脱灰とは、お口の中が酸性に傾き、エナメル質からミネラル成分が失われて歯が溶かされる作用のことで、むし歯のきっかけとなります。

痛みに配慮した治療をご提供

「痛いのが苦手」という理由で歯医者に行くのをためらってしまう方は多いのではないでしょうか。当院では、そうした患者さまの不安な気持ちに配慮して、さまざまな工夫により無痛治療をご提供しています。

レーザー治療
レーザー治療

レーザー治療はむし歯治療、根管治療、歯ぐきのメラニン除去、ホワイトニング、止血、腫瘍の除去などさまざまな治療に活用できます。痛みが少なく歯や歯ぐきを傷つけることもなく、安全で身体的な負担が少ないのが特長です。また、予後が安定して治癒期間を短縮できるなどのメリットもあります。

ドックスベストセメント

ドックスベストセメントとは、特殊なセメントをむし歯部分に塗布して、むし歯菌を殺菌する治療法のことです。初期のむし歯はもちろん、深くまで進行した重度のむし歯にも活用できます。神経を残したままむし歯菌を殺菌できますので、歯の寿命を延ばすのにも役立ちます。また、セメントを使用しますので、薬剤アレルギーがある方にも安全に使用できるのが特長です。

患者さまをアレルギーから守るメタルフリー治療

メタルフリー治療

むし歯治療により削った部分を補う補綴治療では、金属を使用しないメタルフリー治療を行っています。銀歯などの金属素材がお口にあると、その成分が溶け出して身体に取り込まれ、アレルギーを引き起こすリスクが高まります。保険適用の歯や症例には限りがありますが、保険診療でもCAD/CAMなど白い詰めものを使用可能です。白く美しい見た目と全身の健康を両立するためにも、お気軽にご相談ください。

金属が全身に与える悪影響

保険診療で用いられる銀歯は、パラジウム合金と呼ばれる金属素材です。パラジウムはニッケルやクロムなどと同様に、アレルギーを引き起こすリスクが高いとされる成分です。お口の中は唾液により金属が溶けて、その成分が身体の中に取り込まれやすい環境です。そのため、長く銀歯を使用していると、臓器を含め身体のさまざまな部位に悪影響を及ぼす可能性があります。

ホワイトニング剤はむし歯・歯周病予防にも効果的

ホワイトニング剤

ホワイトニングの薬剤には、過酸化尿素という成分が含まれています。過酸化尿素は分解されると消毒薬のオキシドールの成分である過酸化水素になります。このように、ホワイトニングの薬剤の成分には強い殺菌効果があるため、従来は歯周病治療に使われていました。

高濃度薬剤を使用するオフィスホワイトニングでは、しみるのを防ぐため、歯ぐきに薬剤がつかないようにするため、消毒効果はそれほど期待できません。しかし、ホームホワイトニングでは歯周ポケットにも薬剤が付着しますので、歯周病予防効果が期待できます。また、ホワイトニング剤の成分が、むし歯菌の殺菌に役立つという論文もあります。

参考:Antibacterial Effects of Carbamide Peroxide against Cariogenic Bacteria 日本歯科保存学雑誌 55(6), 373-380, 2012

神経まで進行したむし歯も根管治療で歯を残せます

根管治療

神経にまで進行した重度のむし歯は、抜歯が選択されることが少なくありません。しかし、状態によっては、根管治療により歯を残せる可能性があります。

根管とは、神経や血管などが入っている歯の中にある組織です。重度のむし歯ではむし歯菌が歯の内部に入り込み、神経や血管を汚染して歯の機能を失わせます。そのため、抜歯をして入れ歯やインプラント治療などが必要になるのです。

しかし根管治療を行えば、抜歯を回避して歯を残せます。根管治療では、汚染された歯髄を除去して内部を洗浄・消毒し、薬剤を充填したうえで被せものをします。そのため、歯の根っこを残し、将来のお口の健康を守ることにつなげられます。

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